3. 地域社会への取り組み
「女川町×サザンタワー」宮城県女川町との絆
2016年、東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県女川町商工会より「女川町独自のスイーツを作りたい」という相談を受けたのが、女川町と小田急ホテルセンチュリーサザンタワーの絆の始まりでした。
その依頼を受け、復興半ばであった女川町の地域活性化に少しでも貢献できればという、当ホテルのシェフやパティシエの想いで、スイーツ作りのアドバイザーとして協力し、女川町の女性メンバーと「おながわおやつ大作戦」と銘打ち活動をスタートしました。
その後、継続的な復興支援の一環として女川町の特産品でもある豊富な海産物の直接仕入れによるホテル内直営レストランやラウンジでの料理提供、女川駅前にある国産トレーラーハウスを活用した珍しい宿泊施設ホテル・エルファロでの客室清掃指導、女川町にて毎年3月に行われていた「女川町復幸祭」への参加などの人的交流を繰り返しながら、絆を深めて参りました。
2018年11月には、
宮城県女川町商工会主催の女川町のまちなか交流館で開催した「女川食材とフランス料理の夕べ」に協力し、 “食材を活かした地域振興”と題した当ホテルの料理長による講演および女川町のほか全国各地の食材を使ったフランス料理フルコースの提供を行いました。
2021年6月、女川町商工会青年部より「女川町の町並みをイメージしたオリジナルジェラートを作りたい」という相談を受け女川町特産品開発プロジェクトが発足。ジェラートのレシピ開発にあたっては、 当ホテルの料理長やシェフパティシエを中心に、商工会青年部とオンラインを活用しながら試作・試食などを重ね「ONAGAWAジェラート」が完成しました。2022年5月より、“塩ミルク”と“パッションフルーツ”の2種類のジェラートは、女川町の飲食店を中心に販売を拡大しています。
小田急ホテルセンチュリーサザンタワーは、料理とサービスを通じてホテルのスタッフと女川町の参加者が交流することで、女川町のさらなる地域活性化と振興の一助になる活動を引き続き行いながら、更なる絆を深めて参ります。